期間が満了すると契約も終了になる!
定期借家の特徴の1つが、期間が満了すると契約も終了になってしまうことです。一般的な賃貸契約の場合、2年ごとに契約を更新するかどうかの選択があります。更新すればその後も住み続けることができますし、更新しなければ契約が終了します。しかし、定期借家の場合は原則として更新がなく、定められた期間が終了すると家を出ていかなければなりません。どの程度の期間借りるかは契約時に決められるので、数ヶ月だけ借りるといったことも可能です。期間終了後も、再契約をすれば住み続けられる可能性はあります。更新はないので、あくまで双方合意の上で再契約することになります。その際は、仲介手数料や礼金などをもう一度支払わなければならないので注意してください。
一般的な賃貸物件より安いことが多い!
定期借家は物件を貸す側の都合に合わせて、自由に期間を設定することができます。家を借りる側からするとちょっと不便に感じますよね。しかし、その分家賃を安く設定している物件が多いです。長く住めない、自分の都合で自由に契約期間を決められないなど、借りる側に不利な部分もあるということで、少しでも家賃を安くして借りてくれる人を増やそうとしているのです。家賃が安いということは、敷金や礼金も安くなります。賃貸物件を借りる時に問題になるのが初期費用です。敷金や礼金が高ければ高いほど、初期費用の負担も大きくなります。契約期間に関して不自由さがあるとはいえ、初期費用や毎月支払う賃料が安く済むというのは定期借家の大きなメリットです。